保育士が辞めたいというのも当然です。潜在保育士が語る保育現場の悲惨さ
どうもたんたん(@tantan4423)です。
待機児童問題と並行して、保育士不足の問題が社会問題になっています。
現在介護士として夜勤専属として働いている僕も4年前は保育士として現場で働いていました。
例の通りブラックな労働にさらされて1年で仕事を辞めてしまいました。
いわゆる『潜在保育士』と言われていてる僕なんですけど、今でも元同僚から「復帰しないか?」って声がかかるほどです。
タイムラインで流れてきた保育士の現状が図になっているものがまさにそうだと思って記事にしていきたいと思います。
元保育士です。
— ももたろう (@momotaromomot) 2018年3月20日
趣味で作った図ですが、まさにその通りです。
最近やっと、呼吸センサーや業務のICT化に補助金が出るようになったところです。
保育・教員業界は、アナログを美徳とする総本山じゃあないでしょうか(^-^; pic.twitter.com/mQ4oNic8IE
まさにその通りなんですよね。
— たんたん@夜勤介護士ブロガー (@tantan4423) 2018年3月20日
僕自身が潜在保育士ですけど、進まない仕事の効率化に増えていく要求、低賃金で生活すら出来ない状況では誰もしないんですよね。
まさにやりがいの搾取 https://t.co/fhXhta2oDC
待機児童の問題に追いつけない人材不足
人材確保に関しては、まぁしょうがないよね。この業界はすべてが遅いからね。潜在保育士を活かすのは給料を大幅に上げて機械化するしか無い
— たんたん@夜勤介護士ブロガー (@tantan4423) 2018年3月20日
待機児童の問題が解決していないけど、保育士の数が足りないのでその受け皿を作ることが出来ていない。
根本的に解決するには保育士を多く雇うか、資格なくても働けるように名称独占を解除という方法がある。
介護士みたいに仕事を始めるためのハードルを落とすことによって人材を確保する事もできるかもしれない。
しかし、低賃金だったらその確保した人材が簡単に辞めてしまう。
根本的な解決には給料を上げるのが一番いいかもしれないけど、こういう福祉の仕事はなくなってはいけない仕事だけど、軽視される傾向にある。
ハッキリ言ってAIが仕事を奪っていく中でも保育の仕事はまだ残っていくと僕は思っている。
案外、保育士や介護士不足の問題はAIが多くの仕事を奪っていた後に多くの人材が流れてきて解決する可能性すらある。
保育士の給料はマジで低い。介護士の僕でも驚くほどの低さだ。
保育士の人は基本実家暮らしで、お金が貯まらないから彼氏がお金がない限り結婚ができないのはキツイって言っている声をよく聞く。
働き方も介護士以上に多様でもないし、資格が必ず必要な仕事だけどこの仕打はひどいと思わざる得ない。
ぶっちゃけもっと多くの保育士が退職して国を困らせるのが一番の解決策かもしれない。いっその事ストライキをしてもいいと思う。
AIは保育士の仕事を奪うことはとうぶんありません。
AIの弱点を知れば仕事を奪われる心配をしなくてもよくなります。 - ゆとり男とミニマリストの融合ブログ
保育現場での進まない仕事の効率化
殆どの作業を手作業でしている時点でオワコンではあるんだけど、逆に改良の余地はあるよね。
— たんたん@夜勤介護士ブロガー (@tantan4423) 2018年3月20日
先程、AIの話が出したのだけど、この業界は恐ろしいほど機械化が進んでいない。
保育をするにあたって毎日書く日案はほぼ手書きだ。
この日案というのはA3の紙にぎっしり書かなくてはいけないものだ。
ぶっちゃけ放っとけば子どもは育つ中保育士という仕事がここまでする必要があるのか大いに疑問ではある。
これパソコンで入力したほうがセキュリティー的にも記録を残す的な意味でもすごく楽だと思う。
仕事の効率化する暇もなく忙しい仕事をしているかもしれないけど、どんどん業務を省く動きをしないといつかジリ貧になってしまう。
保育士が省ける仕事として
- 掃除⇒ルンバ
- 記録、行事案⇒パソコン
- 連絡帳⇒LINE、メール、slack
結構こういうのを取り入れるコストや時間を考えてもそんなに大したことないと思う。
保育士の仕事自体ビジネスとは程遠い仕事で仕事の効率化に対して意識が低いかもしれない。
定時になっても誰も帰ろうとしないのは狂気の沙汰だ。仕事がある程度終わったり終わって無くても他の人に流したりするのは結構大事だ。
基本的に時間内に仕事が終わらないのは自分の仕事の効率が悪いからという部分とそもそもの計画に無理があるようなきがする。
保育士の労働環境が悪いのは意識が低いのと名称独占資格を解消しないからだと思う理由 - ゆとり男とミニマリストの融合ブログ
増えない給料に増えていく要求
人手不足で普段の業務すらが手が回らない上に要求が増えているので、そりゃパンクするよね
— たんたん@夜勤介護士ブロガー (@tantan4423) 2018年3月20日
上がらない給料、進まない効率化という致命的な欠陥があるのに、要求だけは増えていく。
逆にここの問題を解決する時間を与えずにタスクだけを与えてすべててが回らなくなっているかもしれない。
ハッキリ言って介護のほうがそういう部分はもっと進んでいる。
記録類は基本パソコンだし、掃除に関してはルンバとは行かないけど、掃除員を雇っているし、そもそも連絡帳というシステムはない。
いましている仕事が本当に全部必要か?ということを考えたら、手書きの日案、月案がそもそもいるのか?って言う事にもなる。
そもそも毎日A3用紙にぎっしり書くほどの計画が必要かも疑問だ。
更に要求を増やしていくのならその分の給料を上乗せして今ある問題を解決してクリーンにしてからするべきだと思う。
土日保育とか夜間保育も支給額を増やしてから行うべきである。
やっていることの殆どが空回りして、バカバカしくなって辞めてしまうっていうのか病んでしまうのが現状のところですね。
僕もバカバカしくなって辞めて他の職場に行きましたけど、本当天国ですよ。
保育士は誰でも出来る仕事というのは真実だけど、誰もしたくない現実について話していく - ゆとり男とミニマリストの融合ブログ
さいごに・・・
今の状況で保育の仕事に戻ろうとは全く思いません。
給料だけでなく働き方の改革全然進んでいないし、昭和とやっていること全然変わらなくて、タスクと責任だけ増えていますね。
現場側も改善するべきことが多いけど、それ以前にこの問題に対して国(厚生労働省)が真剣に関わっていないのがどうかと思います。
ハッキリ言ってこの国は厚労省が無能感を出していますからね。
森友とか本当どうでもいいからマジで国民の利益になる議論をして欲しいと願う所存でございます。