【書評】枡野俊明著「限りなくシンプルに、豊かに暮らす」を読んで要所をまとめます
猫の表紙が可愛い枡野俊明さん著限りなくシンプルに、豊かに暮らすを読みました。
本書に書かれていることはミニマリスト思考と非常に近い禅の教えが詰まっています。
かの有名なミニマリストスティーブ・ジョブズも触れた禅の考えに多く触れて思考を深めることが出来ると思います。
今回は本書において僕の印象に残ったことを書いていきたいと思います。
あえて不便さを選ぶ
日常生活そのものが修行であるという考え方もあるのですが、それより現実な考えがあるように私は思います。それは、不便さを生活に取り入れることで、健康な身体と心を手に入れている、ということです。
僕は今の時代はテクノロジーの恩恵を充分に活用すべきだと思っていて、家事はルンバや食洗機や洗濯乾燥機をどんどん導入して楽にすべきだという考えがあります。
時間は有限であって家事に時間を割くのは時間の無駄だと思っています。
しかし時には不便さを楽しみたいということもあって、自分で何かをするということもして気晴らしがしたいです。
実際に自分で動いて軽い作業をするとスッキリしたり妙な達成感を感じることが出来ます。たまにはこういう時間を設けて小さな喜びを感じていきたいと思いました。
何もしない時間を持つ
独りきりの時間を作り、何も考えないでぼーっとしてみる。日中にそれができなければ、夜寝る前の10分間静かに座禅を組んでみるのもいいでしょう。忙しいということさえも忘れるような時間、そこに心を遊ばせてみることです。
ボーっとする時間って大切ですよね。
心に余裕が無いときって何もない時間を過ごせていない時でもあるから、忙しいと感じているときこそ短い時間で何も考えない時間を持つようにしています。
すると結構スッキリして作業が捗ったりすることもあります。企業によってはお昼の仕事開始前に仮眠の時間をとっているところもあるのですけど、そういった取り組みも脳をリフレッシュする意味でも大事ですよね。
今のこの国って忙しくないといけないみたいな風潮があって、心やすまる時がないかもしれないけど自分で意識してこういった時間を確保でするのもいいと思います。
幸せとは足るを知る事
今自分がもっているものに満足し、それ以上のものをいたずらに欲しがらない。そういう心を持つことが人生を豊かなものにしてくれるという教えです。まさにこの言葉こそがシンプルに生きるための神髄です。
足るを知る・・・
この言葉がこの著書で一番著者が読者に一番訴えたかったことではないでしょうか?
僕も当ブログでも何回か書いていますけど、足るを知らない人は無限に足りないものを追いかけて幸せから遠ざかってしまいます。
そのためには他人と比べないということが大事で自分という軸を持って生きていくことが大切です。
お金やモノがほしいという気持ちにはキリがないです。その気持ちに区切りをつけていくための魔法の言葉が「足るを知る」です。
僕もこの言葉を心のなかに大事にして生きていますが、ときどき欲が暴走してしまいそうな時があって口で言うのは簡単だけどなかなか行動に出していくのは難しいですよね。
これからも精進していきます。
「できない自分」を受け入れる
大切なことは、自分自身をしっかり見つめてあげることです。物事のすべてが平等であるはずはありません。人間の力は不平等にできているからこそ、そこに個性は生まれるのです。できなくても、いいんですよ。
これは励みになりますね。と言っても、そもそも人間って作りがみんな違うから出来ることが違うのが当たり前ですからねぇ
みんな持っている強みが違って、その強みをどう生かしていくかが、今の世界において大切なことだから、出来ないことにこだわるよりかは自分にできることにこだわってその力を伸ばしていくことが大事ですよね。
自分の特性が分からない人はストレングスファインダーを受ければいいと思います。このストレングスファインダーは占いというよりかは統計学としての性格診断なので信憑性が高いものになってます。
ちなみに僕も検査を受けてあまりにもビックリして驚きました。
関連記事:ストレングス・ファインダーにて自らの才能をいち早く見つけ生産性を高めよう!
出来ない自分を受け入れると同時に自分の得意なことや好きなことを更に伸ばしていく戦法が出来ない自分を克服するより圧倒的に楽しいですし、豊かな人生だと思います。
さいごに・・・
今回は4つ紹介しましたけど、本書には生活を豊かにする禅の教えがたくさん書かれています。そしてこの本は非常に読みやすくてすべての項目が見開き2ページで完結するので、気になった時にすぐ読むことが出来ます。
読書が苦手な方でもパラパラ呼んだりすることが出来るので初心者のミニマリスト本としても非常におすすめです。
ぜひ気になったら読んでみてください。