ミニマリストが電子書籍(Kindle)に移行して感じたメリットとデメリット
僕自身も1年前にミニマリストに目覚めて断捨離を始めたタイミングで電子書籍を導入しました。
電子書籍を導入した当初は初めてということもあってイマイチ分からないことがありましたが、1年使ってみてある程度の機能が分かってきました。
ということで今回は1年間電子書籍を使って思ったことを紙の本と比べてどうなのかということを踏まえて考えていきたいです。
【目次】
電子書籍のメリット
実際に所有する本の物質的な重さは軽くなった
僕は月に7冊前後の本を読みますが、以前は買った本をどんどん本棚に詰め込んでいてすぐにいっぱいになっていました。
本が多くなると急に読みたくなった本を探す手間が大きくなりますし、本棚に出して戻すという作業がついてくると思います。
1回読んだ本はそのまま本棚に眠ってしまうケースも多くその読まない本を管理する労力も本が物質的に増えていくとともに増えていきました。
その点電子書籍ではネット上に本をデータとして管理するので、探したい本があっても検索をすれば1発で出て来るので読みたい本をすぐ読むことが出来ます。
そして本をたくさん読む人だと部屋に本が多くなり空間がすっきりしない事があるのでモノの所有を嫌うミニマリストは電子書籍に移行し本の物質的な量を減らそうとしているのではないでしょうか??
データを購入するから欲しい書籍をすぐ読める
物質としての書籍って手に取るまでに
- 書店に行く
- 購入する
- 読む
という順番で書店に行って本を探す時間を経てやっとのことで読みたい本を買うことが出来ます。Amazonかなんかのネット通販にしても買ってから届くまでの時間読みたい本を我慢しないといけません。
そういった点電子書籍ではネットで買ったらダウンロードしてすぐ読むことができるので家にいながら好きな本がいつでも読むことが出来ます。
事情があって家から出られないけど読書はしたいと言う人からしても非常に助かるシステムですね。
暗くても読める
これは紙にはない機能ですね。
暗いとこで電子機器を扱うと目には悪いのですが、寝付けないけど部屋の電気をつけたくないときはよく使用します。
特に僕は常日頃コンタクトを付けているのでコンタクトを外している夜に紙の本を読むことが難しいので非常に助かっています。
持ち歩くことができるから好きな時に読むことができる
僕はスマホに電子書籍をいれてKindleアプリを使って読書をしています。
読んでいる本はポケットに詰まっているということです。なんかポケモンの歌詞みたいですけど、簡単に何冊もの本を持ち歩いて好きな時に読めるって非常に便利ですよ。
友達や彼女と待ち合わせしている間や電車を待つ時間にスマホを取り出せばあっという間に読書ができます。
しかもスマホなので片手で操作することができます。紙の本を片手で読むことは出来ません。片手が空いていればコーヒーを片手に読書なんていいのではないでしょうか。
いつもカバンに本を入れていてもカバンの中のモノの量が多くて本が傷ついてしまうことがあってショックを受けたこともありました。
高校のときも中にはいっていた水筒の水が漏れて教科書が全滅・・・
こういった悲しい思いもしなくて済みます。
書評記事が書きやすい
スマホで記事を書いてパソコンで編集する僕からするとスマホに書籍が入っているってとても便利なんですよね。
気になる文章をブログで紹介したいときにはコピペをすればあっという間に出来ます。
付箋機能ももちろんついているので気になったところに付箋を使ってあとで見返しながらコピペをするのは記事作成時間の短縮にもつながります。
僕なんてパソコンのタイピングよりもスマホのタッチのほうが早い人間なので特に電子書籍が書評記事にもたらす影響は大きいです。
電子書籍を導入するメリットは主に効率化にある
電子書籍を利用するようになってから本を買いに行く時間、管理する労力や時間が節約することが出来ました。
書評記事を書くことにしても作成時間が早くなってくるので電子書籍は作業の効率化を図ってくれるサービスだと強く感じました。
ミニマリストはモノを減らすことによって効率よく自分のしたいことをこなしていきたいという思いが強い傾向があるので電子書籍を好むような気がします。
別に読書に対して効率化を求めていない人は別に無理して電子書籍に移行しなくていいと思います。
読書なんて自由ですし、紙の本を読んでいる人を情弱なんてそんなことは言いません。
同時に電子書籍はメリットだけでなくデメリットが有り、紙の本は紙の本なりに良いところもあるのでそれを精査した上で自分で判断していただきたいなと思います。
電子書籍のデメリット
紙の感覚を楽しめない
本を持ったときの紙の感覚を楽しんでいる人は多いと思います。
電子書籍にすると紙の良さを味わうことができなくなります。
ページを捲りながら次は何があるかとワクワクさせてくれる力が紙にはあると思っています。
電子書籍は紙に比べ横にスライドするだけでめくれるので楽でもありますが、使い始めた最初は紙の感覚が恋しくなってしまうことがありました。
読書自体に趣があると僕は感じているので読書という行為を楽しみたい人からすると紙の本の方がいいと思います。
僕は主に読書を知識や疑似体験の吸収と思ってしているので情報が入ればそれでいいので電子書籍で十分ですが、自らの読書の目的と照らし合わせてもいいかもしれません。
雑に読むことが出来ない
たまに雑にパラパラしてたまたま開いたページを読みたくなることがあるんですよね。
だいたい僕の大好きな本なのですけど、それは電子書籍じゃなくて紙の本として取っています。
その本は情報を得る媒体だけではなくて自分のマインドを作っているような本です。
本当に大好きな本は何回も見返しますしそうしているうちにどこらへんに何が書いてあるかということも分かってきます。
ブックマークみたいな機能はありますけど、たまたま開いたページを楽しむようなことは出来ません。
データでの本はとても効率的で便利なんですけど決まった範囲のことでしか出来ないのでその本に情報以外を求めるなら紙がいいかもしれません。
愛着がある本は紙で持っといたほうがいい
愛着がある本って何回も読みたくなりませんか??
僕がミニマリストになったきっかけを与えてくれた佐々木典士さんの「ぼくたちにもうモノは必要ない」は数え切れないくらい読み返しました。
先程の項目で書いたようにパラパラ適当にめくってそこから読み始めたり、紙の感触を楽しむなんて芸当は電子書籍にはできません。
自分の中で情報を得る手段だけではない本は自らの手に持っておくほうがいいような気がします。
ミニマリストだからと言って全部捨てる必要も無いですし、自分が大好きな本は必要な本なので無理に捨てなくていいと思います。
逆にミニマリストは捨てることによって自分が持っている大好きなモノを大切にする目的もあるので、何でもかんでも断舎離するのはいかがなものだと思います。
自分のマインドになっている本はいつ読んでも刺激を与えてくれるものなのでモノとして残しておくことも大切だと思います。
さいごに・・・
電子書籍が普及してきて紙の本が廃れてきたみたいな主張をする方がいますけど、そんなことはあまりないと思います。
紙には電子書籍にはモノとしての機能が、電子書籍には紙にはない機能性があるので自分にあった読書の仕方を見つけて電子書籍の導入を考えてもいいと思います。
僕も電子書籍には移行しましたけど、時々紙の本を読むこともあります。
お互いの良いところをうまく使って読書を楽しんで頂きたいと思います。